医食同源
医食同源。 この言葉、 中国のことわざだと思ってらっしゃるかもしれませんが、 実は日本で作られた造語。
中国では 『医食同源』とは言わず、『薬食同源』と言い、 その言葉をモジって日本で造られたんだそうです。
さて、『医食同源』の意味は みなさんご想像の通り、 日ごろの食事は医療、健康につながる。 そんな意味合いです。
最近では、 医食同源のコーチ資格みたいなのもあるそうで、 世の欲求が高まっていることを示すと同時に それだけ日ごろの食が乱れているという実感を みんな持っているということを表しているのでしょうか。
『身体に良いことを』と一生懸命に勉強して、 医食同源を実践するのも良いことですが、 特別な技術や知識が必要とされるような医食同源では なかなか実践できません。
続かなければ、それこそ意味がない。
そういう想いで私がオススメする『医食同源』ってのは、 非常にシンプル。 ちょっと気を使えば、すぐに実践できると思います。
それは、 ●旬のものを美味しくいただく ●地産・地消 この2つだけです。
旬のものにはその季節に必要な栄養素が 存分に含まれています。
最近ではモノの旬が分かりにくくなっていますが、 やはり旬には一年の中でいちばん栄養素を含んでいますし、 なによりたくさん獲れるので、値段も安い。
地産・地消も地域経済のために言っているのではありません。
その土地で獲れるモノには、 その土地に住む人にとっては 必要な栄養をたっぷり含んでいます。
たとえば、 日本人が日本で欧米のような食事を食べ続けていると、 遠くない未来に体調を崩しやすくなります。
日本人には和食がよく似合っていて、 和食には地域で採れる作物がよく似合うモノです。
また、生産地域と消費地域が近いということは それだけ新鮮なモノをいただけるし、 運ぶ手間が省ける分、値段も安いし、自然にかける負担も少ない。
この二つを心掛けて、 全体のバランスを考えながら食べていれば、 食事で身体を壊すことは少ないでしょうし、 健康を保つことができると思います。
あなたの身体を創っているのは 食事しかありません。
食事をおろそかにしていると、 身体を壊し、体調を崩します。 病気の直接的な原因になることも多々あります。
何も豪華で特別な食事を食べる必要はありません。 質素でもバランスの取れた 身体にとっておいしい食事を心掛けてみてください。
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