秋の食べ方
秋 の味覚をもう楽しまれましたか? 新米にいちじくに梨。クリやキノコ。。。 挙げればキリがありませんよね。
春にタネを蒔き、梅雨や暑い夏も手入れを欠かさず、 やっと秋に実り、収穫できる。 そういったものがたくさんあります。
これほど自然の恵みに感謝する そんな季節も他にはないのではないでしょうか。
そんな秋に旬を迎える食べ物は ただ美味しいだけではありません。
秋の健幸や冬の健幸につながる、 大切な恵みなんです。
以前も書きましたが、秋は肺がよく働く季節。 そして、肺は肌や粘膜と密接に関係しています。
よく働くということは、 裏を返せば、それだけ肺は疲れています。
さらに、空気が乾燥していますので、 肌や粘膜が乾いてきます。
粘膜が乾いていると、 カゼのウイルスやその他の病原菌に侵されやすくなります。
ですから、 早めに肌や粘膜を冬用に切り替えてしまうことが大切。
そのために、 軽い運動と秋の実りを美味しくいただく。
軽い運動で汗をかくことで皮膚の新陳代謝を活発にし、 肌や粘膜の原料となる食べ物をしっかり食べるようにしてください。
とくに粘膜の乾燥を防いだり、炎症を抑える食べ物は重要。
そこで大切なのが、黄色い食べ物。
黄色い食べ物には殺菌作用があり、炎症を抑えてくれる働きがあります。 さらに粘膜を強くして、免疫力を高めてくれるのです。
カボチャや菊の花、カキなどが黄色い食べ物の代表選手。 ちょうど、この時期に旬を迎えますよね。
さらに、この時期に旬を迎えるのが キノコ類。
キノコはカロリーゼロで ついつい食べ過ぎてしまうこの季節には ダイエットにも最適ですし、 キノコの食物繊維の中に含まれるベータ・グルカンは 免疫力を高めてくれます。
キノコに含まれるうま味成分であるグアニル酸は 昆布のグルタミン酸、かつおぶしのイノリン酸とともに 三大うま味成分のひとつなんです。
身体に優しい、そしてとっても美味しい キノコ類もしっかり食べるようにして下さい。
最後に秋に結実する ナッツ類。 ビタミンEやナイアシン、オレイン酸などを含み、 動脈硬化を防いでくれたり、抗酸化作用などもあり、 皮膚だけでなく、身体作りに非常に役に立ちます。
美味しく食べて、笑顔で健幸な生活を送る。 これほど、素晴らしいことはありません。
ただし、食べ過ぎには注意。 食べ過ぎて胃腸が疲れると、 それだけ免疫力が落ちてしまいますからね。
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