冬の養生法
早いもので、10月も今日で終わり。 明日からは11月。 2012年も残すところあと2ヶ月です。
朝晩の寒さは厳しくなりつつありますし、 日中もずいぶんと肌寒くなってきました。
体感的な季節はまだ秋ですが、もうすぐ立冬。 冬 が始まります。
ということで、 気はまだ早いんですが、 冬の養生法をご紹介しておきます。
冷えに敏感な方は 今日ご紹介する養生法を もう実践した方が良いかもしれませんね。
身体の根本である五臓六腑の中で 冬によく働く臓腑と言えば、腎。
腎は『堅固』(けんご)という性質があります。 これはひっそりと潜んでいるという意味もありますし、 肉体的にも精神的にも堅める性質があるのです。
この腎が冬の間によく働くためには、 あまり活発に行動することなく、 ジッとしていることが大切。
動物を例に挙げると分かりやすいかもしれませんが、例えば、クマ。
秋のうちにしっかり食べ、身体に蓄えを持って、 冬の間はあなぐらに入り込んで、 ひっそりと冬眠をして春が来るのを待ちます。
人間の場合、 さすがにクマのように冬眠するという訳にはいきませんが、
あまり活発に動き回り、汗をかきすぎたり、 精神的にもたくさん消耗するというのは 冬の身体にとってはあまり良いとは言えません。
各季節によく働く臓腑を 思う存分働かせてあげることが、各季節の養生法。
冬は精神的にも肉体的にも フワフワせず、どっしりと。 泰然自若な雰囲気で、 ゆったり、のんびり過ごしましょう。
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