冬は温める
前回、冬の養生法をお伝えしましたが、 概念的な話で、あまり具体的な方法は ご紹介できていませんでした。
そこで、 今回は具体的な話をして しっかり養生していただければなと思います。
前回、お話した通り、 冬によく働く臓腑は 腎。
この腎が順調に働くことが 冬の間を健康に過ごし、 春の健康にもつながるんですが、 この腎の働きを狂わしてしまうのが 冷え。
腎は 冷えを嫌います。
とくに断らなくても、 身体が冷えることを好むヒトはあまりいないと思います。
さらに、冬はもともと寒いですから、 温かい物を食べて、身体を温かくしようともします。
冬の養生法のポイントは 身体を温めてやればいい。 それだけなのです。
それなのに、 現代ではこたつに入ってアイスを食べたり、 部屋を暖かくして、冷たいビールを飲んだり。。。
こんなことをしていては、身体は冷え切ります。 腎はその働きを十分に発揮させることができません。
冷たいものを食べたり、飲んだりすることは 冬は避けるようにしてください。
さらに、 腎をいちばん冷やすのが、 足を冷やすこと です。
こんなに寒い季節なのに、 ファッションのためでしょう。 短いスカートを履いて、 素足の方って本当にたくさんいらっしゃいます。
また、丈の短い服装で おへそを出してらっしゃる方もいらっしゃいますよね。
足や下腹部は最低限、冷やさないように。 できれば、 腹巻きのようなもので温めるくらいでちょうどいい んです。
とくに気を付けていただきたいのが、足首。 足首を冷やさないように レッグ・ウォーマーなどをしておくのも重要です。
足が冷えたなって感じたときには 足湯 で温めてやるのもいいですし、 お風呂は必ず、湯船にゆっくり浸かるように しましょう。
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