春眠暁を覚えず
春 は寝ても、寝ても眠いですよねぇ。。。
現代医学的にメカニズムを説明すると、 自律神経のアンバランスといったところでしょうか。
冬の間の寒さで交感神経が優位になって 緊張したような状態だったのが、 寒さが緩んでリラックスしやすくなるんで、 反動もあって、副交感神経が優位になる そんなメカニズムだそうです。
東洋医学的には、 春 っていうのは、 冬の間に閉じ込めていた 陽気、 つまり活動的なエネルギーを 一気に吹き出そうとする季節。
車に例えると、 エンジンをかけたらすぐに アイドリングもなしに アクセルを一気に踏み込むようなもんです。
エンジンも温まってないし、 ずっとつかってなかった車の配管には ゴミも溜まっとるでしょう。
だから、 上手くガソリンが供給されずに 空吹かしみたいになって、 全体が上手く回らないのに エンジンの回転数だけ上げて なんとか身体を動かそうとする。
そんな季節なんです。
こうなると、 たいして動いてもないのに けっこう疲れる・・・
しかも、 寝ている間も回転数が上がったままになったりするんで、 やけに夢を見たり、時間は寝ても休まらなかったり。
対処方法は 早めに身体を季節に慣らす こと。
そのために、 散歩やウォーキングなどをして、 軽く汗をかく ようにする。
こうすることで、 冬仕様の身体が夏に向けての仕様に 変わりやすくなって、 いち早く春という季節に身体が慣れてきます。
ちなみに、この言葉。 唐の時代の詩人、孟浩然さんが作った詩の中の言葉らしく、 それを井伏 鱒二さんが訳したものをご紹介。
春の目覚めのうつつで聞いたら 鳥の鳴く音で目が覚めた。 夜の嵐に雨が混じって、 散った木の花、いかほどばかり・・・
これくらいの余裕を持ちながら、 日々生活できると、いいですね。 |
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