春は変質者にご注意を♪
前回、春 の身体は 自律神経が乱れやすいって話をしましたが、 自律神経が乱れると身体に様々な異常が現れます。
そのひとつが、 前回お話した『春眠暁を覚えず』なんですけど、 その他にも イライラ しやすかったり、 みょうに目が疲れやすかったり。
それに 変質者の出現 もこの時期、 よく話を聞きますよね。
これは冬の間ってのは 身体の中では熱を逃さないように、 活動を抑えるようにといった力が働いています。
動物の毛が冬毛に変わるように 人間の皮膚も夏に比べて汗をかかないように 毛穴を閉めたり、皮膚も厚めになってるんです。
それが、春になると 木々の芽が一気に吹き出すように 人間の身体の中でも、 身体中のエネルギーが外向きに吹き出そうとし始めます。
ですが、 皮膚の毛穴は閉まっているし、 皮膚の厚さも分厚くなってるために、 外側への放出がまだうまくいきません。
そうして、身体の表面近くにこもった熱 が いろんな悪さをする訳です。
簡単に言えば、悶々(もんもん)とした状態。
これがイライラしやすくなったり、 方向を間違えると、変質者の行動へと駆り立てるんです。
また、春は血を総動員して エネルギーを作り出そうとするので、 血が不足するために、 血を必要とする目が疲れやすくなる。
こうしたことを防ぐために 春になったら 軽い運動でもして、汗をかいて 皮膚の生まれ変わりを促進してあげること。
汗をかくことで、 皮膚の新陳代謝が活発になり、 冬仕様の皮膚が夏仕様の皮膚へと 生まれ変わるサイクルが早くなります。
そうすれば、 熱を外へ放出するのがうまくなって イライラも減ります。
それでも、なんだかイライラしちゃう、 悶々とした気分になっちゃうという方は 東洋医学の力でバランスを取ってみてはいかがでしょうか。 |
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