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春こそ睡眠が大切

 

 

 東洋医学では

 春は 肝の臓 がよく働く季節と考えています。

 

 肝の臓には

 『発生』するという働きがあって、

 冬の冬眠状態から目覚める力になるんですね。

 

 

 ちなみに

 冬によく働く臓は 腎の臓 で、

 『ジッと守り固める』ような働きがあります。

 

 

 

 春になって肝の臓がよく働くということは

 裏を返せば、

 肝の臓は過労気味で 疲れやすい ということになります。

 

 だからこそ、

 春には肝の臓をいたわってあげないとイケません。

 

 

 

 

 では、

 肝の臓をいたわるには???

 

 よく寝る ことです。

 

 

 

 肝の臓は血を主る器官でもあって、

 肝に蓄えられた血を全身にめぐらせることで

 冬眠状態から目を覚まさせて、身体に活力をめぐらせるんです。

 

 この血は

 寝ている時には全身から肝に戻ってくる。

 

 

 これがしっかりできないと

 全身の疲れも残りますし、

 翌日、元気に血をめぐらせることもできない。

 

 すると、

 春の陽気に誘われた身体は空回りして

 肝はますます疲れていく。

 

 まさに悪循環です。

 

 

 

 

 ただし、

 春は自然の陽気に誘われて

 夜中でも血が全身をめぐりやすくなっている。

 

 気が立って、

 眠りにくい季節でもあるんです。

 

 

 だからこそ、

 気を付けないといけません。

 

 

 

 ぬるいお湯になるべくゆっくり浸かって

 身体の芯から体温を上げてあげる

 

 それから2〜4時間もすれば、

 体温が徐々に下がってきます。

 

 

 この体温が下がるとき、

 ヒトは眠気に誘われます。

 

 このタイミングで眠りに着けば、

 ゆったりとグッスリと眠りに入れます。

 

 

 

 

 また、

 夜中に豆電球でもちょっとした明かりを点けておくと

 本人は気にならなくても身体は反応してしまい、

 眠りが浅くなってしまいます。

 

 できれば、

 豆電球も消して、部屋は暗くした方がいいですね。

 

 

 

 

 他にも、

 良い睡眠を取るためには

 いろいろとコツがありますが、

 

 何よりも大切なのは

 十分な睡眠時間を確保 すること。

 

 

 意味もなくテレビを見たり、

 携帯電話をいじったりすることなく、

 ゆっくり、グッスリ寝られるように準備をしてみてください。

 

 

 

 これが 春の養生 につながります。

 

 

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