妊娠を望まれる前に

　女性の社会進出は

　めざましいものがあります。

　それ自体は喜ばしいことだと思いますが、

　それに伴って

　女性自身の身体への関心が

　薄れているような気がします。

　女性蔑視でもなんでもなく、

　東洋医学的な観点で言うと、

　男性は身体を使い、頭を使い、

　外側に向けて血を使うのが正しく、

　女性は子宮に血を充実させて

　血を内向きに溜めておく方が

　自然の摂理として正解なのです。

　つまり、

　女性の社会進出で

　女性は頭を使うようになり

　子宮に血が集まりにくくなっている。

　それが現代の働く女性の姿なのです。

　何度も言いますが、

　女性の社会進出について

　どうこう言うつもりはありません。

　ただ、

　東洋医学的には

　それが真実なのです。

　そういう流れから言えることは

　働く女性こそ

　ご自身の身体に興味を持って欲しい ということ。

　表面的な美容には

　気を配ってらっしゃる方は

　たくさんいらっしゃいます。

　でも、

　内面的なものについてはどうでしょうか？

　たとえば、食事。

　最近、自炊されたのはいつですか？

　忙しい･･･

　そんな時間はない･･･

　材料を余らせてしまって勿体ない･･･

　確かにそうかもしれません。

　でも、それで

　身体はきちんと整うでしょうか？

　僕はそうは思わない。

　何も高価なモノや

　立派な食事は作らなくても良い。

　旬の食材を

　簡単に料理するだけでもいいと思うのです。

　それにご飯にみそ汁、

　漬け物なんてあれば充分だと思います。

　でも、

　コンビニやお店で買ったお弁当やおかず、

　ファミレスや居酒屋などの外食ばかりでは

　あなたに必要な

　栄養は補い切れない と思います。

　自分で料理をして

　どんなものを食べているのか？

　どんなふうに調理するのか？

　そういうことを踏まえて

　食卓に並べて美味しくいただく。

　そうすれば、

　偏った食事にも気がつけるハズです。

　買ったものや注文したものばかりでは

　ついついそういうことに目を向けるのを

　忘れてしまいがちです。

　あなたの身体は

　食べたものでしか創られない。

　足りない栄養素を

　サプリメントなんかで補えば良い。

　それは間違いです。

　あなたにそれに足りるだけの知識がありますか？

　薬のプロから言わせてもらえれば、

　あなた方の付け焼き刃の知識では

　日々の食事を充分に補うだけの

　知識なんてないヒトがほとんどです。

　そもそも、

　食事をおろそかにしていて

　サプリメントで補おうなんて考えでは

　将来、こどもを産んでどうやって育てていくのか？

　忙しい中でも時間を割いて

　今、料理をすることは

　あなたの身体を創り、

　あなたの愛するこどもを育てていくための

　大切な準備期間でもあります。

　そういう時間を大切にせず、

　自分に向き合う時間も少なく、

　仕事をしながらこどもを望む。

　こどもが産まれれば

　生活はガラッと変わるハズです。

　いくらパートナーが育メンでも

　いくらご両親が手伝ってくださっても

　どうやったって"お母さん" にかかる負担は大きいものです。

　こどもが産まれれば

　急に変われるというものではありません。

　今のうちから

　少しずつ生活を変えていって

　せめて自分が口にするものくらい

　料理を始めてみませんか？

　せめて、お休みの日だけでも

　始めてみてはいかがでしょうか？