是非お伝えください!
患者さんと医療者との コミュニケーション は 思った以上にうまくいかないもの。
患者さんの側からみたら、 症状を話し、診察を受ければ 正しい診断がつくものと思っているフシがあります。
一方、医療者側からみたら、 医学的に必要な情報を得て、正しい診断をして、 適切な治療を行うという一連の流れで診療を行っていれば、 客観的に見れば、何も問題ないと考えます。
ですが、 これで医療は完結してるか?って言うと、 そんな単純なもんじゃないですよね。
患者さん側は 自分の心配してることを聞いてみたかったりしませんか?
たとえば、 咳と発熱で受診した患者さんに対して
医療者側から 『あなたはエイズを心配をしていますか?』とか 『あなたはがんの心配をしていますか?』なんて 聞ける訳がありません。
それは 余計な不安を与えるだけだから。
でも、 もしかしたら患者さんは 『この咳はもしかしたら肺がんかも・・・』なんて 不安に思う方だって皆無じゃない訳です。
とくに 昨今の過剰なテレビの演出などにより そういう傾向は確かにあります。
ですが、 医療者側からその不安を探ることはできないんです。
ですから、 患者さん側から もう少し具体的に 自分の心配を伝えて欲しいのです。
そうすれば、 お互いにもっと効率よく、 満足のいく医療が受けられることも多いのです。
もちろん、 我々、医療者側も 『他に何か心配されていることはありませんか?』という たったひと言を添えることを 忘れてはイケないと思うのです。
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