ヨーグルトもえぇんですが･･･

　時々、話題になるのが

　ヨーグルト。

　ヨーグルトに含まれる 乳酸菌 。

　これが大腸の調子を整えて

　免疫システムを強化してくれたり

　とにかく健康に役立つと。

　東洋医学的にも

　肺 と 大腸 というのは表裏関係で、

　つまり、

　肺と大腸は密接に関係し合っていて、

　肺が健やかであれば大腸も健やかになり、

　大腸が健やかであれば肺も健やかである。

　という法則みたいなものがあります。

　東洋医学で言うところの

　肺 という臓器は

　呼吸器系 の機能と

　身体の表面の守備を担当する

　皮膚・肌 の機能とを合わせ持っています。

　つまり、

　肺が健やかであるということは

　粘膜や肌の調子が良くなって

　いま風に言えば、

　免疫機能 を強化してくれるのです。

　ですから、

　乳酸菌 を摂るようにすると

　大腸 の調子が整えられて

　表裏関係の 肺 も整えられ、

　結果的に

　免疫機能 が強化され

　健康でいられるという流れになります。

　ですがね、

　ヨーグルトという食べ物は

　日本古来の食べ物でなく

　欧米の食べ物ですよね。

　日本人には

　牛の乳を飲む習慣はありませんでした。

　農耕用に

　牛は利用していたようですし、

　身の回りに牛がいなかった訳ではないのにね。

　おそらく、

　日本人の体質には

　それほど合わなかったからでしょう。

　ヨーグルトを

　目の敵にするつもりはありません。

　ですが、

　身体を冷やす 面があることを

　覚えておいて欲しいのです。

　それに、

　日本には古来より

　乳酸菌を含む食べ物があります。

　ミソ や しょうゆ、

　納豆 や 漬け物 ･･･

　その他にも

　発酵食品 と呼ばれる

　たくさんの乳酸菌が含まれた食べ物があります。

　本来、

　身近だったものの中にも

　良いものはある訳です。

　それを忘れて

　他所のものを有り難がる｡｡｡

　そこら辺を

　少し見直しても良いんじゃないかな。

　そんな風に思うんです。

　昔から

　伝統的に伝わっているものには

　それなりの良さがあります。

　そうして、

　何よりその土地の人に

　ぴったり似合う ようになっている。

　伝統食というものには

　そういう魅力や価値があります。

　それを忘れないようにして欲しいなと。