子宮を育む

　東洋医学で

　不妊治療のお手伝いをさせていただくってのは、

　西洋医学のように

　人工的に受精させたり、

　ホルモンを外から加えたりはしていないので、

　あくまで

　お母さんになるための身体創りなんです。

　逆に言えば、

　東洋医学ではそこが限界とも言えるのですが、

　なるべく自然な妊娠・出産を

　目指す方向でお手伝いさせていただいてます。

　東洋医学的に

　不妊治療を進めていく上で大切なことは

　卵巣を含めた子宮全般の調子を整えること。

　子宮の調子が整ってくれば、

　自然に妊娠・出産は可能になってくる訳で、

　無理くりホルモン剤などで

　強烈に調節しようとすると

　身体がビックリして

　副作用で悩まされることもままあるので、

　東洋医学的には

　あくまでご自身の身体の中から

　自然にホルモンが分泌されるようにと考えるのです。

　そうして

　子宮の調子が整って妊娠まで至ると、

　そこからは

　元気な赤ちゃんに育っていくよう

　サポートする治療に移行していきます。

　これも

　いわば子宮の力をサポートしていく治療。

　赤ちゃんは

　お母さんの子宮で育まれる訳ですから、

　やっぱりここでも

　子宮の調子を整えることが大切なんです。

　妊婦さんの中には

　切迫流産だとか早産になりそう･･･

　という方もいらっしゃいます。

　これは

　子宮の力が弱くなっているから。

　こういう時も

　子宮の力が付いていくように

　はりやおきゅう、漢方薬で整えていきます。

　子宮に力が付いてくると

　赤ちゃんを下向きに押し出す力が弱まって

　お腹にしっかり保持しておこうという

　上向きの力が強くなってきます。

　つまりは

　流産や早産の危険性が減り

　妊娠を継続する方向に身体が向かって行きます。

　東洋医学では

　こんな風に考えて妊娠中のサポートをしています。

　ちなみに

　お腹に赤ちゃんを保持する力を

　妊娠中に育み続けることで

　出産時には

　赤ちゃんを押し出す力が強まって

　安産になりますから一石二鳥です♪

　こんな東洋医学の考え方を裏付けるような

　西洋医学的な知見もあります。

　母体の胎児は子宮内膜からの圧力により

　正常に発生し、成長することを

　大阪府立母子保健総合医療センター研究所や

　京都大学などのチームが突き止めた。

　共同通信より抜粋

　これって言い換えれば、

　子宮の力ってことですよね。

　マウスでの研究なんですが、

　子宮内膜と同程度の約23キロパスカル以上で

　胎児は順調に発生したが、

　圧力が弱いと発生せずに

　胎児の成長が止まったそうなんです。

　つまり、

　受精卵が着床しても

　子宮に力がなかったら

　受精卵から胎児へ成長しないということ。

　子宮の力を付けて

　子宮内膜の状態を整えていけば

　受精卵から胎児へと

　順調に成長していってくれることでしょう。

　こんな裏付けもあり、

　東洋医学の考え方で治療を続けていくことに

　自信が持てました♪

　これからも

　東洋医学のやり方で

　子宮を育むお手伝いをさせていただきます！