更年期障害というモヤモヤ・・・
女性ならば、 多くの方が経験している
もしくは これから経験するであろう 可能性が高い病気。
更年期障害。
ただ この更年期障害って
その症状の出方は 千差万別で十人十色なもので
日常生活に支障が出るくらい ひどい症状の方から
そう言えば・・・ くらいの軽い方まで
本当にいろいろで・・・
代表的な症状としては
● 顔や上半身がほてる ● 汗をかきやすい ● 寝付きが悪い ● 途中で目覚めやすい ● 興奮したりイライラしやすい ● いつも不安感がある ● ささいなことが気になる ● クヨクヨして憂鬱なことが多い ● 無気力で疲れやすい ● 眼が疲れる ● 物忘れが多い ● めまいがする ● 胸がドキドキする ● 胸が締め付けられる ● 頭が重かったり、頭痛がよくある ● 首や肩が凝る ● 背中や腰が痛む ● 関節の痛みがある ● 腰や手足が冷える ● 手足が痺れる ● 音に敏感
いやぁ・・・
代表的なものを並べるだけでも これだけの症状がある訳で、
このすべてが揃うわけでもなく この一部だけがあるという方がほとんどで、
その症状の重い、軽いも いろいろある訳で・・・
更年期症状っていうのは 閉経前後の5年ずつの約10年の間に 様々な症状が現れるんですけど 他の病気は特に見つからず、
他の病気がある場合は 更年期症状じゃない場合も多いんですが、
年齢的に 他の病気といっしょに・・・という場合もある。
さらに、 これだけたくさんの症状が 出る日もあれば、出ない日もあり、
今日はこの症状だったけど 明日はあっちの症状が・・・ みたいな話で
ハッキリ定まらない 医学的には不定愁訴なんて呼び方をします。
その原因は ご存知かとも思いますが、
閉経前後に急激に変化する 女性ホルモンの分泌量の変化に 身体が追い付いてこない・・・ ことが主な原因。
その一方で、 この時期に趣味で忙しくされていたり、 仕事で忙しくされとって
生活をエンジョイされとって方は これらの症状をあまり感じなかったり・・・
振り返ってみれば 『そう言えばあの頃・・・』という感じで 過ぎ去って行く方もおられます。
つまり 心因的、性格的、環境的要因なんかも 複雑に絡んで影響してくるようです。
ならば、 精神的なものだけが原因なのか?
サボりクセみたいなものなのか? と言ったら、
それは 全然違いますよ!!
ここら辺が 非常に難しいところでもありまして・・・
ですから 病院で治療する場合は、
ホルモン補充療法で 女性ホルモンを足してみたり、
漢方薬を使って 症状を楽にしようと試みたり、
カウンセリングや心理療法などといった 精神的な面からアプローチする方法もあります。
東洋医学的に 更年期障害を眺めてみると、
専門的な言葉になりますが、 上実下虚 という状態になっています。
身体の下の方、 つまり下半身の方が冷えて、
身体の上の方、 上半身の方に熱がこもっているという
上と下のアンバランスが 更年期障害の主な原因と考えています。
ですから、 上の方の熱を発散させて飛ばすか、 下の方の冷えを和らげて温めるか、
これで 上と下のバランスを取れば
全体的に順調にめぐるようになって 更年期症状はかなり楽になってきます。
さらに、 女性ホルモンの急激な変化を マイルドにすることができれば、
身体も慣れつつ追い付いてこれるので 更年期症状が楽になるという面もあるので、
そこら辺のことを 主眼に置いて治療する場合もあります。
この辺りは ケース・バイ・ケースで
こちらも 千差万別、十人十色で 治療方法を選択していきます。
病院で 女性ホルモンを使って治療する場合は その副作用も心配で・・・
ホルモンというのは それぞれの人に ピッタリ合う量を設定するのが難しくて・・・
それで多くの方が 副作用に悩まされる方がたくさんいらっしゃって・・・
そういう方には 副作用を和らげる治療も考えていくことになります。
とまぁ 更年期障害に対しては 東洋医学でよく対応できます。
ただし 治療だけでは巧く回らないことも。
食生活や適度な運動なども 非常に大切になってくることも忘れないでください。
それと 男性のみなさま。
男性でも 更年期症状が現れる方もいらっしゃいますが、
理解できないからと言って 『サボってる・・・』なんて思わないでくださいね。
理解できないなら せめて知識を入れるくらいのことをしてください。
症状がひどいのは 数年のことですから。
温かい目でのんびり構えて 少しでも何かを手伝うように出もしないと。
近いうちに 捨てられることになるかもしれませんよ・・・
|
Copyright ©2011-2024 Kikuichi-do. All rights reserved プライバシーポリシー