去年の今頃は・・・
『中国湖北省武漢市で発生している 原因不明のウイルス性肺炎。
主な症状は発熱らしいんですが、 呼吸困難も見られるそうです・・・』
なんて呑気に、 ちょうど一年前の今日、別のブログに記していました。
あれから1年・・・
原因不明だったものは 新型コロナウイルスであり、
重症化すれば 亡くなってしまうこともあると。
その一方で、 初期の流行をなんとか乗り切り
時間が経過していく中で 治療の方法が明らかになってきたからなのか
市民みんなでの 感染予防が功を奏しているからなのか
感染の拡がりは ボチボチ抑制されていますし、
重症化や亡くなられる方の実数は なんとか抑えられている気がします。
当時は未知の病でしたし、 世界的に歴史に刻まれるような大ごとに・・・
世界中がアタフタしましたよね・・・
でも、 世の中には 現在の人間の叡智では 計り知れない、分からないことはゴマンとあり、
それはそれで 柔軟に対応するより他に手はない。
そんな気がするんです。
医療で言えば、 病名が分からなくても 目の前の人が苦しんでいらっしゃれば、
なんとかかんとか その方を治療していくしかない。
それなのに 熱があったら受診拒否。
担当部門に電話して あなたの責任で診てもらってくださいとね・・・
事情が分からない訳ではないですが そんな医療なら必要ないんじゃないかな?
せめて 困ってらっしゃる患者さんを
診てもらえるところまで お医者さんが手はずを整えてあげればいいのに・・・
もちろん 医療は万能ではないですから、
すべてを解決できて みんなを救える訳じゃありません。
ですが、 人として、専門家として もっと手を尽くすことはできるハズ。
数千年の歴史の中で 東洋医学という医学は こういう厳しい状況と戦ってきました。
そうして 人間の身体のメカニズムを理解した上で、
今、身体の中が どういう状況になっていて何が起きているのか?
それを 脈を診て、身体を触って探っていき それに合わせて治療を進めていく。
そういうやり方を続けて来ました。
もちろん、 原因のウイルスや細菌が分かっており、
それに対する 治療法が確立していれば 西洋医学は圧倒的な治療力を持っていますが、
市中の病院が 分からん・・・ 分からん・・・ と手をこまねいていた この一年間ってなんだったんでしょうかね・・・
新型コロナを治せる! とはとても言えませんが、
東洋医学は これまで通りのやり方で、
淡々と、粛々と ヒトを診続けていきたいと思います。
|
Copyright ©2011-2024 Kikuichi-do. All rights reserved プライバシーポリシー