慢性腰痛には・・・
少し前まで レントゲンでも撮ってヘルニアがあれば、
外科的手術をするんが 標準的な治療とさえ思われていたみたいですが・・・
でも、これが・・・ あんまり良ぅならん・・・って方が けっこういらっしゃった。。。
物理的には 背骨の横の方からポチョッと飛び出したモノがあって
その飛び出したモノが 神経を圧迫しているように見えるんです。
でも、 その飛び出したモノを取り除いて
神経の圧迫は解放されているのに 良ぅならんのです・・・
人間の身体って不思議ですよねぇ。。。
そこで数年前、 整形外科学会じゃったか、
外科手術を推し進めていた本丸みずからが 手術より前に リハビリだとか認知行動療法をまず実施するべき!
と、打ち出したんですよ。
つまり、 手術より前に やってみるべきコトがある と。
これは画期的でした。
なにぶん、 過去の自分たちの過ちを認めたようなモノだから・・・
さて、 JAMA Psychiatry という科学雑誌に
慢性腰痛患者さんに 疼痛の原因および恐怖に対する 患者さんの思考の転換を目的とした 4週間の心理学的治療を実施したら疼痛緩和効果が見られた。
という研究結果が掲載されてました。
患部を触ってもいないのに 心理学的治療だけでずいぶん楽になるそうなんです。
さらに、 この治療効果は1年後も継続しとって、
一般的治療で3.00点じゃったところが 心理学的治療では1.51点とかなりの差があったようで。
特殊なMRIで 痛みを感じる脳の領域を調べてみると、
前帯状皮質っていう部分と 前頭前野の腰痛に対する反応が低下しとって、
前部島皮質という部分では 明らかな低下が認められたと。
病は気から みたいなもんなんでしょうかね。
人間の身体って 不思議なもんですよね。。。
東洋医学の効果は これとはまた違うもんなんですが、
患部の気血のめぐりを良ぅするコトで ヘルニアという飛び出したモノが残っていても 痛みは改善していきます。
これはこれで お医者さんから見たら不思議な現象らしいですが、
はり・きゅう屋さんの先人は ヘルニアがあろうがなかろうがえぇじゃないか♪
ってコトで、 そんなコト気にせず、良くしてきた訳です。
東洋医学には 通じざれば痛むという言葉があって、
腰痛に関して言えば、 この通じざる何かを通じさせていくのが治療なんです。
それはそれで良ぅなるんですから 人間の身体って不思議ですよねぇ。。。
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