月経痛あると思ってない?
だいたいひと月に一度ある、月経。
およそひと月をかけて 赤ちゃんのベッドである子宮内膜を厚くし、
受精卵が着床しなければ また新しいフカフカのベッドを作るために はがれ落ちていきます。
この時、 毛細血管が集まった子宮内膜は 酵素でバラバラに分解され液状にしてから 排出されているコトはご存知でしょうか?
さらに 子宮内膜からは プロスタグランジンという物質が分泌されて 経血を外に排出しています。
なんですが、 このプロスタグランジンという物質は 痛みを引き起こす物質でもあり、
子宮に流れる血が不足したり、 冷えて血流が悪くなると、
プロスタグランジンの分泌が過剰になって 痛みや炎症が引き起こされちゃうんです。
東洋医学的に言えば、 血虚 (けっきょ) という血不足か血流不足が 生理痛の大きな要因になっているという話です。
ですから、 月経の時に
痛みはないか?
経血はサラサラか?
経血の中に塊はないか?
経血の色は暗っぽくないか?
このあたりのコトを しっかり観察していただくと、
月経のメカニズム中のどこがおかしいのか? 大まかに見えてきます。
ところで・・・
どれくらいから生理痛なの? っていうのが分かりにくいですよね・・・
違和感、重たい感じというのは 基本的にはそんなに問題ないです。
痛み止めを飲む、飲んだ方が楽。
これくらいになってくると 早めに治療を始めた方が良いかなと。
痛み止めを飲まないと起き上がれない・・・
これはもう 完全に治療をオススメします!
でも、 こういう方って非常に多いんですよね・・・
で、 割とみなさん、 これくらいのレベルを普通。
生理痛なんてあって当たり前。 くらいに思ってらっしゃる・・・
いやいやいや。
生理痛はないのが普通ですからね。
もちろん しんどい時は 応急的に痛み止めを使ってください。
罪悪感でも抱いて ガマンしても仕方ない・・・
痛み止めを使わず過ごせることが 理想ではありますが、
痛みがひどい時にガマンしても 別に良くなる訳でもないですから。
しんどければ 使ってもえぇんですが、
その後、何もせず、 放置しておくことがダメなんです。
生理痛がだいたい毎回ある・・・ なんて方は 治療すべきなんです。
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