身体の中では2つの季節が・・・
米スタンフォード大学 遺伝学分野教授のMichael Snyder 氏らの研究。
1年には春、夏、秋、冬があり、 それぞれがほぼ同じ長さとされている。
しかし、ヒトの生物学的な仕組みが そうした自然のルールに 忠実に従っているとは思われなかった。
そこで、 体内の分子組成を基に ヒトの身体に季節がいくつあるのかを調べてみた。
(Nature Communication. より)
ちょっと おもしろそうな視点じゃないです?
東洋医学的には ヒトは自然の中に生きる生き物なので、
当然、 ヒトも自然の影響をモロに受ける。
であるならば、 ヒトの身体の中も 季節の影響を受けて変化してるでしょうよね。
それを 今回の研究では 身体内の分子組成で見てみようと。
で、研究の方では 血液を採取いたしまして、
免疫、炎症、心血管の状態、 微生物叢などに関わる分子情報などを 分析してみたと。
そうすると・・・
晩春には アレルギーやリウマチ、 変形性関節症に関与する分子の急増が見られたと。
また、 HbA1Cの値やら 睡眠 - 覚醒サイクルに関与する 遺伝子の発現もピークを迎えたと。
一方、 晩秋〜初冬には
免疫系や高血圧に関与する 分子の増加が認められ、
ニキビの発生に関与する 分子の増加も確認できたと。
1年単位で見てみると ヒトの身体の中では1,000以上の分子が 増減をしとるそうで、
それらの分子の変動パターンから おもに2つの季節に大別できたと。
へぇ♪ おもしろいっ♪
東洋医学でも ヒトの身体って 春と秋に大きく変わる! と考えています。
言い方を変えれば 夏の暑さを乗り切るための身体と 寒い冬を迎えるための身体の2つ。
そのために 春と秋を境に身体は変わるのだと。
この時期って 確かに体調を崩しやすい・・・
この時期を 巧く乗り切るってのが 東洋医学的にはとっても大切。
2月4日に立春を迎え 2月19日に雨水を挟み もうすぐ3月5日には啓蟄がやってきます。
暦の上では 春は着々と進んでおります。
まずはこの春を どう乗り切るか???
いつの季節もですが、 季節に合わせて ていねいに暮らしていきましょ。
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